取り返しがつくのにヘコむ事

最近、昭和の歌謡曲にハマっている俺。
その中でも、西城秀樹の『YOUNG MAN(Y.M.C.A)』を
やたらと気に入ってしょっちゅう聞いている。
で、YOUNG MANを歌っていた頃の西城秀樹を見て思い出した、
俺の若き日の苦い思い出。

若き日の俺。実はちょっと長髪だった。
『長髪』とは言え、肩までつくかどうかぐらいのやや長い髪だ。
今はもう、長髪なんて色々と面倒臭いので短髪にしている。

とある春の事。
少し長くなってきてうっとうしかったので、散髪へ行った。
普段なら『軽く切って下さい』って
長さを少し短くしてもらって終わりなんだけど、
ふと目にした『ヘアカタログ』的な物が悪かった。

何気なく手に取ってパラパラとページをめくっていたが、
一つの髪型に釘付けになった。
セミロングの髪に、軽いパーマ。
爽やかに笑っているモデルの笑顔が眩しかった。

『これ、いいなぁ…』

その写真を見た途端、俺の脳内で始まる妄想…。
その髪型になった俺が、俺の脳内ビジョンで爽やかに笑っていた。

春の昼下がりの公園。
柔らかい日差しの中でベンチに腰掛け、
公園の中でたわむれるハトの群を見ながら、爽やかに微笑む…。

まだその髪型にもなっていないのに
そんな自分の姿を想像して、うっとりとする俺。
大体何なんだよ、春の昼下がりの公園って。
どんなシチュエーションなんだよっ!
俺、バカ丸出し(笑)。

しかし、よく考えて見ればあれだ。
『柔らかい日差しの中でベンチに腰掛け、
公園の中でたわむれるハトの群を見ながら、爽やかに微笑む』って、
これを俺が実際にやったら
どう見ても『半笑いでハトを捕獲しようと狙っている不審人物』だ!
職務質問確定だよっ!

大体、自分自身の容姿からして
そのヘアカタログのモデルとは雲泥ほどの差がある。
同じ髪型にした所で、そのモデルと同様の爽やかさが産まれる筈も無い。
それを念頭に入れず、すっかりその髪型の虜になった俺。
店の人にそのヘアカタログを見せて
『これにして下さい』などと、無謀な注文をしてしまった。

今思えば、若気の至りとしか言いようが無い。
あるいは『春のいたずら』だ。
春の妖精が、俺にこっそり魔法を掛けたのさ…。
ああ、そうさ。
そうだともさ(意味不明)。

…結局。
散髪終了後の俺の姿は、
まさに『西城秀樹の死に損ない』だった(笑)。

俺、がっかり。
しかし、冷静に考えればこんな結果は予想出来た筈なのだ。
当時の俺は、身の程知らずだったと痛感したものだ。

それにしても、一体何だろうな。
どうして髪型を失敗した時って、あんなにヘコむんだろうか?
髪の毛なんて、また伸びるじゃないか。
しばらくは自分自身でもこっぱずかしい思いをするが、
決して取り返しのつかない事では無い。
時間が経てば解決する問題なのだ。
それなのに妙にヘコむよな(笑)。

その時はとにかく、地味にヘコんだ。
友人知人など、会う人からほぼ100パーセントの確率で
『髪型、イメージチェンジしたの?』と、
当然ながら突っ込みをいただく羽目に。

しかし、開き直って『ィヤングマン!』と
西城秀樹風のモノマネをすると、
笑いは取れたのでそれはそれで良しとしよう!
(変な方向に前向きな俺)。

いやぁ〜、ホント怖いですね!
若気の至りって。

【今回の内容に関連する話】
『名前に気をつけて!』(ヘアカタログって色んな意味でスゴイ)


■暦(こよみ)

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

■プロフィール

■運営しているWeb漫画サイト

■最近の記事

■分類

■以前の記事

■ブログ内検索

■その他